昔話

2012年10月4日 日常
以下、回想という名の昔話。

それは、中学生の時分だ。

中学校というのは、大体がそうであると思うけど、クラスというグループの中でさらに5人ほどの班というグループが決められている。

班は男女3:3、もしくは3:2で構成されていて、教室内の机の配置は班単位であり、授業、給食、掃除などなど、大体のことは班単位で行われている。

基本的には、班長が決められ(班長は委員会と同じレベルの役職扱い)、その班長がドラフト制でクラスメイトをピックする、というのが実際の流れである。

わりと問題児ぞろいの班だった。一番のワル男子Aと、ワルノリはするがやるときはやる生徒会所属の男子B、遅刻常習犯の俺、そして生徒会所属の副生徒会長の女子Cと、ハルヒで言う長門ポジションの無口系女子(友人と会話しているのを見たことがない)Dと班長の女子Eで構成されている。
ちなみに男子Aと副会長は体育会系、俺とBと班長どっちつかずで、Eは体育の授業も見学するようなキャラだった。

見てもらえれば一目瞭然であるが、クラスの下から3つと上から3つを集めたような班であり、実際回りもそういった認識であった。


で、問題は掃除時間中に発生した。
トイレ掃除だったのだが(当然、男子は男子トイレで、女子は女子トイレ)、男子グループは基本的にまじめではなく、この日もホースの水をぶっ掛けて遊んでいた。
で、掃除時間が終わりに近づいたころ、長門こと女子Cが男子グループが遅いので呼びに入ってきた。

しゃいでた俺らは、それに気がつかず、Aがホースで飛ばした水を俺とBがよけた先に長門がいた。

思いっきり直撃して、長門は直立不動。俺らもただならぬ気配を察して、声すらかけずらい状態であった。

「あ、その、すまん、手が滑った」

Aがなんだかよく分からない謝罪をするも、長門は無口で棒立ち。


で、10秒後、長門が無言の右手を握り締めて、壁にたたきつけた。

トイレの入り口、というのは得てして洗面台になっている。で、洗面台の人の肩口あたりの高さにあるのは、鏡である。

ピシっと音が鳴ったかと思うと、ガラスはがらがらと崩れ落ちた。


そっから先はまじ大変だった。長門は泣き出すし、俺らはどうしたらいいか分からず立ち尽くすばかり。で、騒動を聞きつけて、女子トイレから副生徒会長のと班長が来た。
副会長は、入ってきて状況を見るなり問答無用でホースを持っているAにビンタをぶちかます。続いて俺で、Bは何か言おうとしてるところを容赦なく叩いた。
班長のほうは、俺らにかまうことなく、長門のフォローに回っていた。ここらへんが粗暴な副会長とやさしい班長の性格の違いだろう。

よけることなく副会長のビンタを食らったのは、なにがなんやら分からず呆然としていたからだ。
それだけ長門の行動が衝撃的だった、ということだ。まぁ無口でおとなしいキャラだったから、宇宙的レベルで長門がガラスを素手で叩き割る、なんてことは思いもよらなかったから、仕方ないといえば仕方ないのかもしれない。

この件は長門のキャライメージが崩壊する、ということで、男子がふざけた挙句にガラスを割った、として始末された(この筋書きを考えたのは当然副会長さまである)

その後考えても、あのときの長門は別人だったのじゃないかと思う


なんか。ふと思い出してしまったので書いてみた。
以前にも書いたのかなぁ、記憶にないので、まぁ書いてないんだろう、たぶん、長いこと日記書いてると、何を書いたかなんでいちいち覚えてないしね。

ちなみにこれ、話を盛ってるわけでもなんでもなく、100%実話です。アニメやラノベにありそうな話ですね。

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