ふとどんなゲームだったか気になったので、引っ張り出して軽く触ってみた。

シリーズとしては、SS系列とそれ以後でまったく別のものになっているわけだが、この新ギレンはSS版の流れを汲む新作。
基本的にパイロットモードと指揮官モードみたいな感じで分かれている

指揮官モード
いわゆる今までのギレンシリーズのヤツ。

毎回、このゲームは言われているが、近作では輪をかけてシミュレーション難易度が鬼

というか、戦い方が普通のシミュレーションとまったく違う。
普通のシミュレーションだと数で劣勢なところを性能差や戦略・戦術でカバーしたり、AIの盲点を突いて勝つっていうのが一般的だと思う。

しかし、このゲームではまったく間逆である。圧倒的物量で攻めてくる相手に、性能を落としてでも生産効率を引き上げたユニットを大量に濫造し、それを肉壁のようにして突き崩すゲームなのである。
拠点の周囲を味方ユニットで埋め尽くして防衛し、毎ターン落とされた穴に新しいユニットを配置することで突破されない、なんていう理論で戦うゲームは過去になかったと思う。

戦術系のゲームでは似たようなものがあるけど、タクティクス系のシミュレーションで物量ゲーというのは他に例を見ないのではないだろうか。

さらに最初からAIが全力で殺しにくるため、所見でノーマルでもやろうものなら、たぶん2時間くらいでゲームオーバーになる。




パイロットモード

スパロボやタクティクスでたとえるなら、自分が全体の操作ができず、その中の1ユニット(もしくは何機かのユニット)のみを操作する感じ。

無双のように一人でばったばったとなぎ倒せるゲームであれば、それでもいいのだが、このゲームは無双といってもせいぜい3倍くらいの相手までが限界。
自分が操作できるユニットが数機で、敵と味方の数は300機もある。ぶっちゃけ、個人でがんばったところでたかが知れている、という状態。

戦争の中のパイロットを体験すると確かにそうなるのかもしれないが、正直ただの傍観者である。

それでも、エースクラスのパイロットに、エースクラスのMSを与えることである程度の無双はできるので、そういう意味では指揮官モードよりは楽かもしれない。
初心者の方は先にこのモードをやるべきである。
タイトルになっているから、といってギレンの指揮官モードを選ぶと間違いなく3時間で中古屋に行く羽目になる。

そもそも、シリーズ初心者ならアクシズVのほうをお勧めします、こっちはアクが強すぎる。


ただし、ベリーハードのパイロット編はまじでやばい。勝手にやられて勝手に拠点が陥落していくのを眺めるだけしかできない、これクリアさせる気があるのだろうかってレベル。

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