え、積分って何? って人も中にはいるかもしれない。
びぶんせきぶん
ちんぷんかんぷん

とは昔から言われたもので、実際、一部では非常に役に立つものの(自分の現場ではしぬほど活躍している)日常生活において活躍の場は皆無に等しいため、多くの人間は記憶の彼方に置き去っていることだろう。

積分なんてやり方忘れた、なんて人も多いだろう。
しかし、アナタの目は、今この瞬間も、実はものすごい勢いで積分を行っているのである。
目、というのは、モノを見るだけ、と思われてる方が大多数かと思います。
目で見て、頭で考える、などと言われますが、これは間違いです。
目にはすごい細かいところまで見えるように、細胞がいっぱいあります。
しかし、目と脳を結ぶ神経は、実はそんなに太くないんです。

これはPCでたとえるならDVI-D端子でフルHDの画像を送るようなもんです。当然送りきれるわけがありません。

そこで、目では、画像圧縮を行います。輪郭線抽出や、例の微分、積分、あるいは差分といったデータを元に可能な限り圧縮をしているわけです。しかも、可逆圧縮で、おまけに画像データ以外にも、例えば三次元の物体のラベリングなんかも行ってます。
PCでたとえるなら、エンコードを行っているようなもんです。

つまり、目はキャプチャを行うツール、というだけではなく、キャプチャを行いながら並列して動画の可逆圧縮を行い、さらに画像解析までしちゃってるってことです。目は意外と賢いんですよ。




もし、「積分できますか?」って聞かれたらこう答えよう

「私はできないかもしれませんが、私の眼は十分にできます」

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