結構紹介したい本がたまってきたので、一括紹介。
リセットワールド
かの時空のクロスロードと世界を同じくするお話。
若干、説明口調が鼻にかかる感じはするけれども、それは作者自身の文体でもあるので、そこが気にならなければ、けっこういいと思います。
クロスロード読んで面白いと感じたら、読んで損はないです。



とある飛行士の追憶
すでに評価されてるから今更感ですが・・
ガガガ文庫出版の単発モノです。
設定が好きです、レシプロ機とかに浪漫求めれる人にはマジお勧め。
全体としてはラブコメテイスト。まぁ悪くないです。
設定がファンタジーなので、生死とか、そういった重いテーマではないので、わりとさっくりと読めます。
話も基本的に一本筋で分かりやすい。少しストーリー短いかなぁって感じです。単発モノにしてしまったのはもったいない世界観でした。



繭の少女と街の防人
真打、といっていいのかな? おそらく、まだ評価されてない作品
電撃の古参作家さんのようですが、過去作は知らず、タイトルに引かれて購入
個人的にはかなりの当たり作です。
以下微妙にネタバレ






設定として、「あちら側」と「こちら側」があり、その境界線を守る防人、という設定なのですが、このあちら、とこちら、の概念というのは非常に深い。
あの世とこの世、昼と夜、陰と陽、陰陽道の概念そのものであり、古くは古代エジプトにまで遡ります。ピラミッドには、偽扉という、石につけられた扉があります。これは魂が出入りするための扉であり、向こう側には何もありません。
こういった境界で2つに分かつという考えは、非常に歴史のある話で、それをテーマに、いたるところに存在する目に見えない境界、過去と現在、過去との縁、といった概念はよく考えてあり、面白いと感じました。単純にあの世とこの世にしなかったあたりに作者のこだわりが感じられました。




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