光って早いですか?
って聞かれたとき。
物理的にはそりゃ事実上光が一番早いわけだし、早いです、と答えたくなるのが心情。
しかーし、現在、光は遅いのである。
いや別に、光が年とって昔の半分くらいしか速度出せないとかじゃないですよ。科学が光に追いついてきたってこと。
うそつけ、まだ最新のシャトルですら光速の足元にもおよばねーじゃねーか。ごもっともです。
しかし、CPUを考えてください。最近PEN4の3.2GHzとかあります。ネットではオーバークロックで7GHzで動作したって話もあります。
クロックというのは処理の最小単位なわけです。
ここで、問題3GHzすなわち、一秒間に3G回の処理を繰り返すCPUが一つの処理にかかる時間(一周期の時間)は?
単純に周波数の逆数ですから1/3000000000なわけです。
電卓で計算しますと、驚いたことに0です。
もう少し賢い関数電卓なんかですと、3.33……e-10とでると思います。つまり0.000000000333……秒
ここで、光がこの時間に進める距離はいくら? という話になります。面倒なので光速を30万km/sとします。
すると、0.0001になります。すなわち10cm。
例えるなら、コンピュータがストップウォッチを握って、スタートを押してから、次の瞬間にストップを押すまでの間に、光はたったの10cmしか進めないんです。
もちろん光は人間と違って最初からトップスピードです、加速がまだついていなかったとかいういいわけもなしです。
で、光の速度ってのは言い換えると電気の伝わる速度でもあるわけです。
つまりどういうことかというと、コンピュータがある命令を送ったとしても、10cm以上はなれているとそれだけで遅延が起きてしまう、というわけです。よくTVでブラジルから生中継とかの番組で、やり取りが遅れてるのを見るじゃないですか、アレみたいな状況がコンピュータの中で起こっちゃうわけです。
それでも、全体的に10cm長くて全部遅れる、ならいいんですが、二箇所に伝えなくてはならない情報で、片方が9cmで、もう片方が10cmだと、片方は正常に伝わるのに、もう一方は遅れて伝わるという状態になり、同期が取れなくなるんです。
だからマザーボードなんかではわざわざ配線を曲げて長さを調整してあったりする部分があったりするわけです。
で、何が言いたかったかといいますと、パソコンってすげーな、ってことです。作った人間の頭の中が見てみたいものです。
6GHzだとさらに恐ろしい5cmです。CPUの内部設計からしてこのあたりがそろそろ集積の限界な気がします。いくらブレークダウンが進もうが、光はなんともならん気がしますし。なんとかなったらすごいですけど。それこそSFの世界
って聞かれたとき。
物理的にはそりゃ事実上光が一番早いわけだし、早いです、と答えたくなるのが心情。
しかーし、現在、光は遅いのである。
いや別に、光が年とって昔の半分くらいしか速度出せないとかじゃないですよ。科学が光に追いついてきたってこと。
うそつけ、まだ最新のシャトルですら光速の足元にもおよばねーじゃねーか。ごもっともです。
しかし、CPUを考えてください。最近PEN4の3.2GHzとかあります。ネットではオーバークロックで7GHzで動作したって話もあります。
クロックというのは処理の最小単位なわけです。
ここで、問題3GHzすなわち、一秒間に3G回の処理を繰り返すCPUが一つの処理にかかる時間(一周期の時間)は?
単純に周波数の逆数ですから1/3000000000なわけです。
電卓で計算しますと、驚いたことに0です。
もう少し賢い関数電卓なんかですと、3.33……e-10とでると思います。つまり0.000000000333……秒
ここで、光がこの時間に進める距離はいくら? という話になります。面倒なので光速を30万km/sとします。
すると、0.0001になります。すなわち10cm。
例えるなら、コンピュータがストップウォッチを握って、スタートを押してから、次の瞬間にストップを押すまでの間に、光はたったの10cmしか進めないんです。
もちろん光は人間と違って最初からトップスピードです、加速がまだついていなかったとかいういいわけもなしです。
で、光の速度ってのは言い換えると電気の伝わる速度でもあるわけです。
つまりどういうことかというと、コンピュータがある命令を送ったとしても、10cm以上はなれているとそれだけで遅延が起きてしまう、というわけです。よくTVでブラジルから生中継とかの番組で、やり取りが遅れてるのを見るじゃないですか、アレみたいな状況がコンピュータの中で起こっちゃうわけです。
それでも、全体的に10cm長くて全部遅れる、ならいいんですが、二箇所に伝えなくてはならない情報で、片方が9cmで、もう片方が10cmだと、片方は正常に伝わるのに、もう一方は遅れて伝わるという状態になり、同期が取れなくなるんです。
だからマザーボードなんかではわざわざ配線を曲げて長さを調整してあったりする部分があったりするわけです。
で、何が言いたかったかといいますと、パソコンってすげーな、ってことです。作った人間の頭の中が見てみたいものです。
6GHzだとさらに恐ろしい5cmです。CPUの内部設計からしてこのあたりがそろそろ集積の限界な気がします。いくらブレークダウンが進もうが、光はなんともならん気がしますし。なんとかなったらすごいですけど。それこそSFの世界
コメント
SG復帰はまだですか?Uran貯まってマスヨ
そもそも、3GHzとかになるとCPUの単位面積あたりの回路数が膨大になって、一つ一つを小型化するしかないんですが、抵抗トランジスタなどの半導体を小型にしすぎると、ただの導体になっちゃいますし、コンデンサも、ちっさすぎるとただの導体になってしまうので難しいところだと思います。
こちらの方は、技術次第でブレークダウンできそうではありますが。
SG復帰したいんですが、課金どうやるんでしたけ、PASSも忘れてしまったYO
課金はkruからきたメールに書いてあるID,PASSが必要だったかな、忘れた場合の対処は知りません:X