誤認

2006年7月11日
劣化ウラン弾ってあるじゃないですか
ほら、米が湾岸戦争とかイラク戦争とかで使ってた奴です

名前からしてウランとか核兵器っぽくて、いかにも悪者っぽいです
ニュースでもいかにも悪者っぽい報道がされますし、バックに奇形児や白血病患者などが流れたりするときもあります。

が、実際のところは核兵器とは目的も危険度も全く違います。
ご存知とは思いますが、ウランは非常に重いです。



ここから先はちと科学的な話になるのでうぜーって方はすっとばしてもらっても結構です
ウランというのはご存知のとおり、何種類かあって、往々にして複数のウランが混ざった状態のものがほとんどです。
で、劣化ウランは正式にはウラン238が主流となるウランのことです。ウラン238は
通常、核分裂を起こすウランは235。劣化ウランにはこの235の割り害が天然に存在するウランより低いわけです。つまり地球に存在するウランの方が危険なわけです。
ただ、全然危険ではないかというと当然そうでもないわけです。
ウラン238に中性子が当たるとネプツニウム239になり、これは非常に不安定です。崩壊して放射能を出します。
またウラン238自体が毒性が強く、体内に摂取すると金属中毒で死にます。


ここまで科学的な話です。次の日記で本章へ

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